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2009年4月18日2部 カゴツルベ@NHK大阪ホール。

カゴツルベ大阪公演行って来ました。楽しみに待ってたけど始まっちゃうと終わりが来ちゃうわけで今非常に寂しいです。でも昨日も座長はステキでした。今日は座長だけを存分に味わいたいので昨日は意識して他キャストを見るようにしました。とは言えいつもに比べて…なんだけど。
だからかわからないけど異常に八ッ橋感情移入しちゃって大変でした。吉原に生まれ育っても乙女心って失われるもんじゃないんだなぁってヒシヒシと。ネタバレになりそうなんで、続きに。








○八ッ橋の力強さ
なんか昨日の恵麻ちゃんはあたしが今まで見た中で…っても4回だけど、すごいパワフルだった。29日の1部も感情が伝わるいい演技だったんだけどそれとはまた違う感じ。上手く言えないけど力がみなぎってて。
例えば次郎左衛門を膝枕しながら唄うシーンがあるんやけど、なんかそれまでは優しい感じの八ッ橋やったのに今日はすごい楽しげでかわいかった。栄之丞が斬られるシーンの泣きも凄かったし、その後に次郎左衛門が来た時の笑顔も不気味なくらいの笑顔だったし。なんやろ?妖艶さと力強さとにメリハリが利いてました。力強い八ッ橋キライじゃないです。


○栄之丞と九重のアドリブ
なかったぁ。残念。松澤さんネタ切れ?徳馬さんなんかネタ提供してー!笑


○次郎左衛門と治六のアドリブ
今まで一番楽しかったよ!お市と治六のイチャイチャシーンで治六がお市を抱えてクルッと回転するんやけど、「もう1回まわっちゃおう!」とクルッと。そこを旦那様に見られて旦那様に「私も回してくれるのか?」と言われるも「旦那様をクルッとすると私の右腕が…」みたいに1回はかわして終わったかに見えたんだけどね。
その後の「あの子とどうだったんだ?」→「お市には言わないで下さい」→「全部話しておこう」→「旦那様!!」のくだりで治六が旦那様を抱えてクルッと1回転!これがめっちゃ面白くてねー。しばらく笑いが止まらなかったよ。笑 風ポンステキ!笑


○治六の優しさ
その治六なんだけど、あたし的にどうしてもえーっ?!な部分があって。すあまが八ッ橋の妹と言う嘘によって次郎左衛門にお金を用立ててもらい太夫に仕立て上げられるってシーンの後。騙される旦那様*1を思い1人物思いに耽る治六の元にすあまが。すあまも嘘を付いてまでってのに罪悪感があるから沈んでて。それを察してお酒を振る舞う治六。その後肩にもたれ掛かるすあまに治六もそっと頭を寄せるってシーン。
何気に理解しあってるんだよこの2人。いいんだけど、いいんだけど、治六は旦那様の味方でお市と言う許嫁も居て…だからさ。すあまの辛い立場を理解するのもわかるんだけど、そこは肩を貸すだけにして欲しかったな。まぁそんな優しい治六だからこそギリギリまでお店の状態を言えなかったり旦那様の頼みを受け入れて斬ったりしちゃうんだろうけど。
でもやっぱり男って><って思ってしまうー。優し過ぎる男はダメだよ><


○八ッ橋の気持ち
昨日も八ッ橋の気持ちを考えながら観てました。ほんとラストの次郎左衛門が切なすぎてどうにか違う解釈ないかなって。「ありがとう」の笑顔が優しければ優しいほど、その裏に栄之丞が見えて。もちろん「ありがとう」は心から次郎左衛門に向けられてはいるんだろうけど…。はぁ、やっぱ切ない。


○次郎左衛門の気持ち
どう考えても八ッ橋を憎めないと言う次郎左衛門はどんな気持ちで八ッ橋を助けだそうとしたんかな?助け出すってどういう事なんかな?八ッ橋が斬ってって言わなかったら斬ってないかな?先に逝って待っててくれってそのままなんかな?八ッ橋の真意をわかってのことだったんかな?いろんな解釈が出来そうだけど、やっぱどれにしても切ないんだ。


○カーテンコール
4回かな?3回まではいつもと同じ感じ。徳馬さんと楽しそうに絡んだりしてました。4回目は最初1人で出ててでもすぐに皆を呼んで。徳馬さんに促されて挨拶してました。

  • 普段はカミカミやのに今回は噛みませんでした
  • ここにいる皆さん*2が支えてくれてるからです
  • あと1ステージ頑張ります
  • (キャストの方向いて)ラスト1ステージになりました。明日もよろしくお願いします。
  • (客席に向かって)ラスト1ステージです。頑張るんで声援お願いします。

こんな感じのこと言ってました。




あー、とうとうラスト。もう今から胸一杯。昨日もあんま寝られなかったんよね。とにかく座長の姿焼き付けてきます!

*1:といっても気づいてるんだけど

*2:カンパニー